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  1. 2019.06.23

    まいどおおきに新人アルバイトのフッキーです。

     

    ♪ぼーくはゴムを切るぅ~へぃへぃほぉ~へぃへぃほぉ~♪

     

    平成育ちの僕はなつかしの昭和ミュージック「与作」のフシにのせてリズミカルにゴムを切っていきます。

     

    ボク「いやぁ、天然ゴムは柔らかくって切りやすいなぁ。ねえトミーパイセン」

     

    トミーパイセン「そうだな。合成ゴムはお値段の分、材質も頑丈だからな。天然ゴムは比べると柔らかいな。」

     

    ボク「やっぱ天然成分100%で優しさマックスだからなんですかねえ~」

     

    トミーパイセン「いや、天然ゴムとはいっても、現在は性能を高めるため天然のゴムの汁はほぼほぼ入ってないそうだ。」

     

    ボク「えー?天然成分はちょっとだけなんすか。なんかサミシイなぁ。んじゃなんで天然なんだろうなあ」

     

    トミーパイセン「そりゃ昔からの名残だろうな。少量とはいえ、天然のゴムの木から汁を採取せねばならんのは今もかわらんだろうけどな。このあたりのお話は社長がお詳しいのだがな。社長はお忙しいので事務所で激務中の激務にあたられていて、ここに今いらっしゃらないが・・・」

     

    シャチョー「呼んだか?」

     

    トミーパイセン・ボク「うわわっ!!!しゃ、しゃちょー!!!」

     

    ボク「もー。なんでいつも物陰に潜んでるんですか。趣味悪いなあ。」

     

    シャチョー「誰が趣味ワルイねん。ヒョウ柄のチョッキにセカンドバックと、わしはいつもオサレじゃ。おまいらが日々迅速丁寧にお客様のゴムをカットしておるか厳しく監視しておるのじゃ」

     

    ボク「オサレっていうかなんとなく鬼太郎っぽいかなぁ。あ、シャチョー、天然ゴムの天然成分ってなんだか少ないってトミーパイセンに聞きましてんけど、やっぱ天然のゴムの木からとれるんっすか?」

     

    シャチョー「うむ。その通りじゃ。では逆に聞くが、ゴムの木って言うのはどういうものか知っておるか?」

     

    ボク「そりゃあ、ゴムの木でしょ?なんかこういう、ゴムの木。あ、観葉植物で【フィカス】って書いて売ってるのみたことありますよ!!販売店の人が、通称ゴムの木ですーって言ってた。これこれ、こういうの。」

     

     

    シャチョー「良く知っておるではないか。確かにその通りじゃが、この観葉植物はフィカス、つまり【いちじく属の】って意味じゃ。」

     

    ボク「ええええええ。ゴムの木の天然の汁って、いちじくなんすか?」

     

    シャチョー「そうじゃ。おまいはいちじくを食べたことがあるか?」

     

    ボク「そりゃーもちろん、日本の誇る世界遺産、古市古墳群がある大阪府羽曳野市の特産品ですからねー。夏ごろになると旬のいちじくがたくさん売られてますし。」

     

    シャチョー「なんかえらい羽曳野市オシじゃのー。おまいは羽曳野市出身か?」

     

    ボク「いや時々通過するだけっすwけど、けっこうないちじく畑が広がってますよー。さすが日本一」

     

    シャチョー「残念ながらいちじく生産日本一は愛知県じゃ。そんなことより、いちじくを食べた時はどんなだったのじゃ」

     

    ボク「そっすねー・・・美味しいんだけど、手がべたべたになって、石けんで洗ってもとれない白い汁がついたまんまになる感じだったかなー」

     

    シャチョー「それじゃ。それがゴムの汁じゃ」

     

    ボク「なんと!南都銀行!!あの白い汁がゴムの汁ですか。」

     

    シャチョー「その驚いた時の南都銀行というのはギャグなのか。奈良県民にしか伝わりづらいギャグであるのう」

     

    ボク「奈良県には南都銀行しかないので、奈良県民は必ず南都銀行がメインバンクです。1kmピッチで南都銀行の支店があります。大手の都市銀行と取引したら非国民と呼ばれて村八にされます。」

     

    シャチョー「奈良の人に怒られるで。ほかにも奈良信用金庫も大和中央信金などなどたくさんあるわい。おまいのアホなギャグでハナシがそれたようじゃ。ゴムの汁はイチジク以外にもとれるぞよ。ほれ、この可愛い可憐なタンポポの花が咲いておるじゃろう」

     

     

    ボク「可憐て・・・めっちゃしぼんでもうてるやないですか。」

     

    シャチョー「この時期あんまりタンポポは咲いておらんからのー。仕方なかったんじゃ。で、このタンポポをプチっと摘んでみるとじゃな・・・・」

     

    ボク「可憐なタンポポを摘んでしまうなんてワルイおじさんだなぁ。」

     

    シャチョー「タンポポは雑草じゃからな。ってかしぼんでるけどな。おまいの後学のためにこうしてタンポポを摘んでおるのじゃ」


     

    ボク「あざっす。ほんとだ。写真がピンボケでヘタクソっすけど、なんか白い汁が茎からちょっとだけ出てきてますねー」

     

    シャチョー「おまいは一言おおいのー。そう、このネバネバした白い液体がゴムの汁なのじゃ。なんでもこのゴムの汁が採れる植物は2000種類くらいあって、わしらニンゲンや動物でも体内でごくわずかに生産されておるらしい。」

     

    ボク「へええ。ぼくらも伸び縮みできるのはそれでなんですね。」

     

    シャチョー「あほか。それはキンニクのおかげじゃ。このゴムの汁をたくさん作る植物は主に暑い地方に多くて、いまでも天然ゴムの生産量はほとんど東南アジアなんじゃ。」

     

    ボク「東南アジアのタンポポとイチジクからゴムの汁がたくさん採れるんですねー」

     

    シャチョー「いやいや、これらは採れるのが僅かなのでさすがに売るほどはとれん。ヘベアブラジリエンスやガタパーチャ、バラタなどといった名前で、たくさんゴムの汁が採れる木から用途に応じて専門に採取されるのじゃ」

     

    ボク「なんだ食えねえのかぁ。仕方ない、腹減ったので昼飯行ってきます!!」

     

    シャチョー「昼飯はさっき食ったじゃろう」

     

     



    参考・引用

    スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質 

    著 ペニー・ルクーター ジェイ・バーレサン 訳 小林力 

    中央公論新社

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