2018年も営業日で計算するとラスト一週間です。
まだ早いかもしれませんが、今年の取り組みを振り返ってみました。
私たちの基本となる取り組み姿勢
私たちの社内では「数字目標」というものがありません。
目標がないと結果に対して成功も失敗もないのでダメだ、
というご意見もありそれを否定するつもりはありません。
確かにその通りなのかもしれません。
もちろん、私たちにも会社として生き残るための最低限の数字は必要です。
ただ、目標を掲げそのために数字を追うようになると
プロの提案ができなくなる恐れがあります。
例えば、安価なゴムシートで充分なのに、
ご用途に対してオーバースペックともいえる高価なゴムシートをご提案してしまう
可能性すらあるわけなのです。
ご提案は「適切なご提案」でないと意味がないわけです。
そのために私たちスタッフは全員が製品(ゴムシートですね)にふれています。
製品にふれることでカタログスペックだけでは判断できない感覚的なお話もできますし、
私たちが大切にしている人間的なご提案も可能になるわけです。
例えば、「ゴムはどんな刃物で切れますか?カンタンですか?」
というご質問に対して、自分で切ったことがない場合には
「カッターナイフで切れますよ」で終わりなわけです。
でも、自分の手でカッターナイフを持って切ったことがあれば
「カッターナイフで切れますよ。
女性の私でも3mmくらいまでならカンタンに切れるので、
男性だったら5mmでもカンタンに切れるはずです。」
などと体験に基づいた回答ができるので、
お客様はイメージをしやすいと思うのです。
私たちがすべてを体験しないまでも、
基本的な体験をしておけば、ある程度の幅を回答できるはずです。
それでも適切な回答が難しい場合は、
現場スタッフに確認して回答しています。
事務所と現場(倉庫兼加工場)は車で20分程度の距離で、
いずれにも自社スタッフが常駐しているので、
すぐに確認回答できます。
もちろん、まだまだ至らぬところが多いです。
このような気持ちで取り組んでいます(いきます)、
という宣言として捉えてください。
ゴムシートの新商品を出し続ける
2018年はいくつかの新商品を開発しました。
毎年、1種類の新商品を販売するという非常に緩やかなルールを社内で決めています。
1種類だと何とかなるだろうという気持ちで決めたルールですが、
これがなかなかカンタンではありません。
ゴムシート.comの定番商品になっている、
天然ゴム(両面エンボス加工あり)が2015年頃に発表した第一弾の新商品でした。
当初はまったく売れずに廃番を決意したこちらの商品ですが、
今はゴムシート.comになくてはならない人気商品になりました。
購入していただく皆様のおかげさまです。
ありがとうございます。
新商品とは通常品とは違うちょっと特殊なゴムシートなのですが、
どうしても通常品に比べて出荷量は少なくなります。
比較すると桁数が2つから3つくらい違う差(そのくらい少ない)があります。
単価が違うと単純に成り立つわけではありませんが、
出荷量が少ない=売り上げが少ないということです。
種類が増えれば管理も煩雑になり、倉庫スペースは余分に必要です。
机の上だけの計算では良いことなんてほとんどありません。
では、なぜ新商品を増やすのか。
それは私たちに「数字目標」がなく、
プロとしての「適切なご提案」を目指しているからです。
お問い合わせで様々なご用途を伺っていますと、
既存のゴムシートではご提案し切れないケースもあります。
既存品でないのであれば開発するしかないのです。
2018年もいくつか新商品を販売開始いたしました。
両面エンボス=両面にザラザラのパターンをつけたゴムシート
(従来からある商品です)
てっぱんゴム=縞鋼板模様が付いたゴムシート
穴あきゴム=全面に穴をあけたゴムシート
おかげさまですべて好評です。
てっぱんゴムは歩行者の多い駅の工事現場などの養生に、
穴あきゴムは水はけを必要とする船のデッキの滑り止めなどに。
特殊なゴムシートなので、限られたご用途でしか使われなのかもしれませんが、
上のようなゴムシートがバッチリ適切なご用途があるわけなのです。
そのような方にお使いいただけるだけで私たちはうれしいです。
2019年も新商品を出す予定です。
ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。
まだまだ年内納品可能です!
12/28まで営業しています。
ギリギリまで出荷していますので、ぜひご依頼ください。
よろしくお願いいたします!