前回記事はこちら
プロが解説!ゴムの切り方 道具と手順とコツ 1/3
http://www.gom-sheet.com/blog/article/360
今回はいよいよゴムの切り方、カット方法についてお話をします。
実際に私がカットしているやり方を出来るだけ分かりやすくご説明しますね。
定規で寸法を測って、カッターナイフでカットします
カットしたい寸法を定規で測ります
右端が目盛0で、目盛100(cm)のところに赤ペンでチェックをしています。
反対側も同じように目盛100(cm)のところを赤ペンでチェックしています。
アップで見るとこんな感じです。
↓
はい、ここまでの作業で100cm=1000mm=1Mにカットする準備が出来ました。
定規が100(cm)だったので単位を揃えて記事を書いていますが、
私たちの業界では通常mmで表記していますので、
御見積書やお問い合わせ時にはすべてmmでお伝えしております。
ご了承くださいませ。
赤ペンを使っている理由は黒ペンだとチェックが見えなくなるからです(笑)
このあと、チェックとチェックを赤線でつなぐことはしていません。
上の写真のようにカットしたい寸法でチェックを入れるだけです。
厚さ10mmのゴムシートをカッターナイフでカットします
先ほど、赤ペンでチェックをいれたところに定規をあてて、
カッターナイフでカットしようとしているところです。
アップで見るとこんな感じです。
↓
分かり難いかもしれませんが、
厚さ10mmありますのでカッターナイフの刃がゴムの半分くらいまでしか入っていないですね。
思い切り力を入れるとあと数ミリ深く切れるかもしれませんが、
大きな力を加えると刃をまっすぐに保てなかったり、
ちょっとした手元の狂いで大きなケガにつながってしまいます。
ですので慣れないうちは、数回に分けてカットされた方が安全かつキレイに切れます。
私は5mmまでは1度のカットで切断しますが、5mmを超える厚みは2~3回に分けて切断しています。
上の写真では厚さ10mmですので1度に切断せずに2~3回に分けて切るため、
1度目のカットでは無理をせず、厚みの半分以下4mm程度までしかカットしていません。
切断の深さをアップでみるとこんな感じです。
↓
これが1回カットをした後の切り口です。
実際には定規をあてたまま続けてカットしてくださいね。
写真からもお分かりいただけると思いますが10mmのうち4mm程度のカットです。
2度目のカットは1度目よりもカットしやすいでの、このくらいで充分なのです。
2度目はゴムの重みで切断面が左右に広がっていく感覚でスムーズにカットできるのです。
切断したあとのゴムシートの切断面は下の通りです。
↓
数回に分けてカットしていますが、切断面だけを見ると1度でカットしているみたいですね。
数回に分けても切断面がいびつになったり、段になったりすることなくキレイに仕上がります。
むしろ1度でカットする方が力が入りすぎて、切断面が斜めになったりまっすぐ切れなくなります。
厚物をカットする場合は複数回に分けてカットしてくださいね。
慣れない場合は厚さ5mmくらいでも2度に分けてカットした方が安全かつキレイにカットできると思います。
ゴムシートのカットを動画でご覧ください
2回でカットするつもりでしたが、
少しだけカットしきれませんでした。。。
6/20追記!次回記事を公開しました!