ゴムシート.comのスタッフブログ
「ゴムの木カフェ」

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まいどおおきに新人アルバイトのフッキーです。

 

今日も忙しくゴムをカットしております。

 

朝イチバンからお客様の注文がハードに沢山いただいていてベテラン新人アルバイトとしても昼前になると、へとへとでお腹が減って参りましたw

 

そういえばこの間、シャチョーがなんかハナシの続きをしにくるとか言うてたなー。なんの話やったかなぁ。

 

特にウワサはしてないけどシャチョー登場です。

 

シャチョー「おまいら、お客様のために気張って働いておるか。ウチの社訓は1にスピード、2にスピード、3,4はお金で5に愛じゃ。」

 

ボク「愛情の前にカネですか!この跳ねっかえりのゴムニンゲンめ!!」

 

シャチョー「ばかもの。お客様の大切なお代金を頂く以上、愛をベースに働かんかいということじゃ」

 

ボク「そーですか。せやけど、あー、待ち遠しいなぁ」

 

シャチョー「(´-`).。oO(ふふふ、前回のワシの面白いハナシの続き、ゴムを発明した歴史クライマックスがよほど聞きたいと見える。ういやつじゃ。時給をたまに5円くらいアップしてやってもいいかのー)」

 

ボク「お腹減ったなー。ランチタイムまだかなー。待ち遠しいなー」

 

シャチョー「なんじゃおまいは。メシのことばっかり考えておるのか。わしのハナシを聞きたくないおまいなんぞバツとして時給1000円マイナスじゃ!!!」

 

 

ボク「あー。そういえばなんかこの間、ハナシの続きがあるっていってましたねー。王将の餃子を誰が発明したかってはなしでしたよね?」

 

シャチョー「食い意地ばっかりはっておるのー。ちがうわい。世界のゴムを誰が発明したかってハナシじゃ。アホのおまいでも、車についてる大事な大事なゴム製品である、『タイ・・』は知っておるじゃろう?」

 

ボク「しっぽまでアンコがしっかり詰まってるやつがいいですねー。皮はしっとりなのにパリパリなやつが好きっす。お腹減ったなー。」

 

シャチョー「それはタイ焼きじゃ。おしい。いや全然惜しくない。タイヤじゃ。日本の車のタイヤはたいていヨコハマ、ブリヂストン、トーヨータイヤ、などじゃが、他にも聞き覚えのあるタイヤメーカーがあるじゃろう?」

 

ボク「さすがにランチにミシュラン三ツ星はちょっとゼイタクっすねー。え?シャチョー連れてってくれるんですか?!」

 

シャチョー「だれが連れて行くか。そう、あのミシュランもタイヤメーカーじゃな。だがもうひとつ、めっちゃ有名なやつがあるじゃろう?英語から直訳したら『良い年』な名前のホレ・・・」

 

ボク「良いと言えばオッケー。ウシと言えば・・・あっ!!OK牧場!!ガッツ石松さんですね!」

 

シャチョー「だれがウシいうてん。トシや。もうええわい。グッドイヤー、きいたことあるやろ?」

 

ボク「あー。F1のタイヤはたいていグッドイヤーでしたよねー。」

 

シャチョー「ようしっとるやないか。わざとボケとったな。」

 

ボク「そのグッドイヤー社がゴムを発明したんすか?」

 

シャチョー「実はそうではないんじゃ。グッドイヤーは創業120年を超える老舗企業じゃが、まったく関係ない。ゴムを発明したグッドイヤーさんにちなんで名付けたらしい」

 

ボク「今やったら商標権とかで訴えられそうですけどねー。そのゴムを発明した本物のグッドイヤーさんはなんか手をうたへんかったんですか?」

 

シャチョー「それがな、グッドイヤーおじさんは発明家としては粘り強い天才肌じゃったが、商売に関してはさっぱりヘタクソで、ヘタこいてへたこいて生涯に何度も破産しておるんじゃ。」

 

ボク「どないなおじさんやったんですか?」

 

シャチョー「グッドイヤーおじさんはゴムに将来性を感じておったが、夏になると溶けて冬になるとカチコチに固まる性質をどうにかできひんもんかと実験に実験を重ねておった。うちの商品の天然ゴムでもどうしてもゴムの臭いがするように、ゴムは臭いがある。で、いろんな混ぜ物をする実験を繰り返すうち、ご近所迷惑が度を越してしまったんじゃ。さらには、成功したと思われたものでも実は失敗で世間から超ヒンシュクを買ってしまい、とにかく借金しまくった。当時の法律では破産すると牢屋にいれられたらしい。」

 

ボク「めげずに粘り強く実験するわりには詰めの甘いおじさんだったんすねー」

 

シャチョー「自宅の台所でゴムを煮たり焼いたりするものだから臭くって仕方がない。借金しまくっていたグッドイヤーおじさんは手内職をする奥さんに食わせてもらっていたからまぁケンカになるわな。するとその拍子にゴムと硫黄を混ぜた液を熱いストーブの上にこぼしてしまい、それがブスブスとねっとり焦げるさまを見て、これじゃぁ!!!とひらめいたのだ。1839年の冬じゃ。」

 

ボク「なんだか日清食品のカップラーメン開発秘話で奥さんに助けられたハナシに似てますねえ」

 

シャチョー「単純にゴムと硫黄を混ぜただけではダメで、加熱の仕方が難しかった。そこから5年かけて、試行錯誤を続けて粘り強いグッドイヤーおじさんは完全なゴム製造方法を発明、特許をとったんじゃ」

 

ボク「じゃあもう安泰っすねー。悠々自適な老後ですか」

 

シャチョー「とにかく救命胴衣からなにからゴムは社会にあらゆる方面で大変に役立ったが、なんだか特許紛争でグッドイヤーおじさんはさんざんに破れてしまい、全然儲からずにまた破産しまくった。」

 

ボク「なんとも報われないハナシっすねえ。」

 

シャチョー「さらには、イギリスにも売り出そうとして、秘密をしられまいと特許の製造法は一切ヒミツにしてサンプルだけを送付した。しかし、ごくわずかにサンプルに付着していた硫黄を当時の科学者に見破られ、イギリスでも特許訴訟で敗れてしまう」

 

ボク「詰めが甘いにもホドがありますねー」

 

シャチョー「1850年に開かれたパリとロンドンの万国博覧会でゴムは全世界に広まり、売れに売れた。しかしまたフランスでの特許を失い、また大借金を背負ってしまう。で、牢屋に入れられているときに世界にとって素晴らしいものを発明したとしてナポレオン3世から最高勲章の一つをもらっておるのじゃ」

 

ボク「すごいのかすごくないのかwwwグッドイヤーおじさんww」

 

シャチョー「失意のうちにグッドイヤーおじさんは60歳で借金をかかえたまま亡くなった。わずかにのこされた特許収入で家族はとりあえず平穏に暮らせたようじゃ」

 

ボク「まー、変わったおじさんでしたが、グッドイヤーおじさんがいなければ世界に天然ゴムは生まれなかったわけっすねー。ありがたやありがたや」

 

シャチョー「そうじゃ。世界の一部はゴムでできておると言うても過言ではないのじゃ。ここから、さらにゴムの世界は大きく進展していくドラマチックな展開を迎えるのじゃ」

 

ボク「おお。ドラマチックなお話!続きが聞きたいっす!!」

 

シャチョー「そうじゃろうそうじゃろう。ワシのハナシを聞きたいじゃろう。ゴムはじゃな・・・」

 

ボク「あ!!昼だ!メシ行ってきまーっす!!お話はまた次回!!」

 


 

参考・引用

スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質 

著 ペニー・ルクーター ジェイ・バーレサン 訳 小林力 

中央公論新社

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