現場スタッフ富田です!
ゴムシート大好きです!
はじめに
テープを貼ったり、機械でカットしたりとたくさんのご依頼をいただいてます。ありがとうございます。今日は内輪ネタのようで恐縮ですが、少し工夫が必要な加工事例をご紹介します。機械の性能は非常に優れているのですが、どのように段取りをしてどのようにすれば高精度で加工ができるのか、これは人間の知識と経験だと思っています。わずかな寸法の違いでいつものやり方が通用しないこともあり得ますので、面白いですよね。
ゴムシートの帯び切り テープ付とは?
まずはこの言葉の説明からさせてください。
★帯び切り…
帯状に細長く切ることを帯び切りと呼んでいます。これそのものは非常に単純な形状ですので本数が少なければ手加工でも全く問題がないのです。
★テープ付き...
片面に両面テープをつける仕様です。ゴムシートには元々テープはついていませんからテープ付きのご依頼があってからつけています。強力なタイプとご指示がありましたら弊社ではブチルテープをつけています。屋外でも使え、粗面にもしっかりと接着してくれます。また、ゴムシートがエンボス加工されている場合には通常のテープではすぐに剥がれますので、必ず強力タイプをつけるようにしています。
★帯び切り+テープ付き...
ゴムシートにテープをつけた後に帯び切りをします。切ってからテープを付けるとテープをゴムシートの幅に合わせて切らないといけないので、先にテープを貼ってからゴムとテープをまとめてカットしています。
上手くできず、工夫が必要なケース
帯び切りの幅が極端に狭いときや強力な両面テープを使う場合、帯び切りをする機械では上手に仕上げられません。幅が極端に狭いと機械の構造上、どうしてもゴムが巻き上がってしまいやすくなおかつテープ付きの状態で機械に通すとテープが剥がれてしまうのです。
そのため、帯び切りの機械を使わず別の機械を使うのですが、専用機ではないため工夫が必要なのです。詳細なところは説明が複雑になり過ぎるので省略させていただきますが、一見すると単純な形状でもこういった工夫が必要な場合があるということのご紹介でした。
しかし、工夫をするのは当たり前のことでお客様に誇るようなことではなく、「意外に納期がかかる」場合はこのような事例ですよ、と言い訳のような記事でした。