現場スタッフ富田です!
ゴムシート大好きです!
はじめに
裂けにくい、破れにくいで人気の補強布入りゴムですが、滑り止め効果に優れた両面エンボスタイプもあります。例えば、スロープに滑り止めのゴムシートを貼りつける場合でオススメです。ゴムに穴をあけてスロープ台に固定しても補強布入りなので裂けにくく、エンボスタイプなので通行時に滑りにくいからです。同じような使い方、状況はスロープ以外にも考えられるかと思います。ご用途が限られるのも事実でしょうけど、ここ一番では候補の一つにお考えいただきたい材質です。
補強布入りゴムはどのくらい裂けにくい、破れにくいのか?
補強布入りゴムシートは布が入っているため、天然ゴムシートよりも「伸びにくい」「破断しにくい」という特徴
試験結果は下記の通りです。(試験結果は保証値ではありません)
「天然ゴムの破壊応力は3.6MPaであった。補強布入りゴムシートの破壊応力は18MPaであった。」
実際の使用現場では条件が複雑になり、そのままのデータを各現場で適用できるわけではないのですが、上記データでは補強布入りは天然ゴムに比べて5倍の破壊応力を持っていることが確認できました。
固定したところは強い力で引っ張られることでゴムシートが裂けてくるのですが、補強布入りは5倍の力までは耐えられるのです。絶対に裂けないとは言い切れませんが、かなり余裕を持った強さを持っているのです。
両面エンボスタイプはどのくらい滑りにくいのか?
通常のフラットのゴムでもゴムと言う材質の特性で滑りにくいです。しかし、雨天時や雨天後の濡れた状態ですと少し滑りやすくなってしまいます。踏ん張りが効きにくいなどが有り得ます。そのため、スロープでは両面エンボスタイプをオススメすることが多いです。効果に極端な差があるわけではなく、ストップが効きすぎて危険ということもないです。
ただし、補強布入りゴムのようにデータは取っていないので、社内で歩行テストをした体感としての結果のご案内にとどまります。
▽ 側面から布入りであることが分かります。ぶ厚いナイロン素材を入れています。
▽ 両面にザラザラ加工(エンボス加工)がされています。
▽ このように重ねますと布入りの様子が分かりやすいですね。