現場スタッフ富田です!
ゴムシート大好きです!
はじめに
先日、カッターナイフと定規でゴムを切る様子をご紹介しましたが、今日は幅を半分にカットする様子をご紹介します。難易度は一気に上がりますが、急がず慎重にやればかなり正確に切れますのでご参考にしていただければうれしいです
実際のカットの様子
リサイクルゴム1M×2Mを0.5M×2Mにカットする様子をご紹介します。前回の記事同様に使うのは定規とカッターナイフだけです。ただし、今回の幅カットは直線距離2Mを切断するため、油断すると寸法が大きくずれてしまいます。
▽ まずカットの起点となるポイントを計測します。今回は0.5Mの位置に印をつけます。
▽ 正確な寸法を出すために中間地点にも目印をつけています。
▽ 起点と反対側にも0.5Mの位置に印をつけています。
▽ カッターナイフで切り始めます。目印を外さないように慎重に刃を入れます。
▽ 直線距離2Mをカットして0.5M×2Mが2枚になりました。
▽ ロール状に巻いて梱包してお届けいたします。
ご注意いただく点
特別な方法はなく、上のような地道なカットがもっとも正確です。しかし、どれだけ正確に慎重に作業しても狙った寸法は出しにくいのがゴムです。理由はいくつかありますが、もっとも分かりやすいのが下記二点です。
●そもそもの製品寸法が正確ではない
ゴムシートの製品寸法は四辺が直線ではなく、直角も出ていません。そのため、本当に正確な寸法を出すなら四辺をカットする必要があるのです。1M×2Mのゴムを四辺カットすると950mm×1950mmなどのように小さくカットせざるを得ない上に加工賃も大幅にアップします。ご用途次第で正確な寸法が必要な場合もあるでしょうけど、養生用や通路マットにお使いでしたら正寸でなくても問題ないのではないでしょうか。
さらに申し上げますと正寸でカットしても寸法は変化してしまいます。それが次です。
●気候の変化で伸縮する特性がある
ゴムは気候の変化で伸縮します。厚くなると伸び、寒くなると縮みます。寸法が大きければ大きいほど、その伸縮度合は大きくなります。ですので、上のように950mm×1950mmでカットしてもその通りの寸法が維持されるわけではないのです。気候の変化以外にも巻くだけでもゴムにテンションがかかりますので、広げたときに寸法が変わっていることが多いです。
このようにゴムの寸法を正確に切り出すのは非常に難しく、現場でカットされる場合は難儀することは間違いありません。お悩みやご不安なことがございましたらご連絡くださいませ。