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ゴムシートに両面テープを貼ってから加工

昨日の続きです。
https://www.gom-sheet.com/blog/article/3857#contents

ゴムシートに両面テープを貼り付けて納品することもできます、という内容でした。様々な形状でゴムシートを使われることがあるかと思います。丸形のパッキンや小さいサイズのスペーサーなど。こういった形状やサイズですとテープを加工後の後付けするのは大変困難ですから、テープを貼り付けた後に機械加工をするわけです。

テープ付きのゴムシートを機械加工する

白い帯状の紙が両面テープの剥離紙です。もちろん、これを付けたまま納品いたします。写真上部にみえるのが機械のヘッド部です。両面テープに接する部分の中央部に針のような細い突起物が見えます。これがゴムを切る刃物です。この刃物が高速で微振動しながらカットしていきます。緑色にみえるテープはどこでもある養生テープです。破損した部分を隠しているわけではなくて、接地部の滑りをよくして機械の動きをスムーズにしています。

両面テープは貼り付けカンタンで接着力が強い?

接着剤に比べて貼り付けはカンタンで、かなり強力な両面テープもあります。しかし使い方を誤ると充分な接着力が得られずに剥がれてしまいます。といいますのも貼り付け直後は充分な接着力が得られないからです。両面テープが充分な接着力を発揮するためには接着後24時間程度は養生された方が良いかと思います。

例えば、台車の通行路にある壁を保護するために両面テープ付きのゴムシートを貼り付けたとします。貼り付けた直後からゴムシートの自重で下に引っ張られるため、テープ貼り付け部に負荷がかかり続けてしまい、その結果として壁面に対する圧力が弱くなりテープがきちんとついてない中途半端な状態になってしまうのです。

ですので、貼り付け直後は自重で下に引っ張られないように養生テープで固定するなどの工夫が必要です。このときゴムの重量が重すぎると養生も困難になるため、5000mmを1枚というよりは2500mmを2枚もしくは1000mmを5枚など分割される方がより確実かと思います。対象物に上から貼り付けるなど負荷がかからない場所であれば問題ないかと思います。

強力な両面テープを使うことがありますが、初期接着時は力をいれると剥がれますが、24時間経過後は思いきり剥がさないと取れなくなります。取れないのでさらに力をいれるとゴムが引きちぎれるくらいの接着力がありました。

便利な両面テープですが、完全に接着されるまでには時間が必要だということをご理解くださいませ。

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