室内の電源コード養生にゴムシートが使われています。
気にならない方はまったく気にならないと思いますが、
私たちはゴムシートを使っている現場に遭遇すると、
ついつい厚みやゴムの種類を調査してしまいます。
ある駅に併設されているショッピングセンター内で
電源コード養生にゴムシートが使われていたので、
皆様のご参考になればと思い撮影してきました。
ゴムシートの厚みは3mmでおそらく天然ゴムです。
厚み5mmになると段差が大きくなるので、
歩行者がつまづきやすくなるので、最大でも3mmが良いと思います。
実際には2mmが使われるケースが多いですね。
上の場所のように広い空間であれば問題ないですが、
それほど広い場所ではないときには、
ゴムの臭いが気になる場合があります。
そういう場所では、合成ゴム(両面エンボス加工)がおすすめです。
このゴムはほとんどゴム臭がしないのです。
さらには両面にザラザラ加工がされているので、
歩行者が滑りにくいゴムなのです。
ゴムシートはそもそも滑り止めに使われるので、
素材としては滑りにくいのですが、
表面が濡れると逆に滑りやすくなってしまうのです。
屋内に使う場合でも雨の日などは室内でも傘の水滴などが落ちて、
床が滑りやすくなっていることがありますよね。
同じようにゴムシートも濡れることがあるのです。
でも、合成ゴム(両面エンボス)は濡れても滑りにくいゴムなのです。
安全は大切ですが、ご予算も制限があると思います。
いずれのゴムが適切か現場に応じてご検討いただければと思います。